営業日報と案件管理から先行管理ができる営業支援システム

 

SFA,営業支援システム
     営業を見える化
<
  • [見える化」を成功に導く

    「見える化」のたとえにトヨタ方式の「アンドン」がよく使われます。「見える化」の本質は決して新しいものではありません。
    具体的には「問題を意識的に顕在化させ、自律的に問題解決活動を進める」ということです。

    単に「見える」のでなく、見えたら行動する、その成果を検証する、さらに改善することです。 こうしたサイクルをシステムとして回すことが本当の意味での「見える化」です。

    「見える化」のコンセプトは、現場で顕在化した問題を自律的に解決するため、Plan,Do、Check、Actionを継続してを行うことです。

    [見える化」を成功に導くには、現場の動きを優先します。
    そのため、問題や意見を言いやすい組織をつくり、解決困難な問題の報告があれば、上司、同僚が協力して解決していく企業風土にしていきます。

    また、今の局面だけにとらわれるのではなく、「見渡し力」をもつ必要があります。 現場から情報、他の人から意見、経営の指標に対し、全体を見渡したうえで、感だけの判断ではなく、論理的な見方をします。
    現場から情報、報告についてPlan,Do、Check、Actionのサイクルを回し続けます。やりっ放しでは単に「見える」だけになってしまい、経営の改善にはなりません。

    自社の経営施策や現場の取り組みついて絶えず総括し、再び新たなアクションを起こします。また判断ミスをトレースし、それを踏まえて的確な結論を出していきます。
    不確実性のもとでは判断ミスをしても、誤った考え方を検証、学習し、次につなげます。 また、「マネジメントの見える化」は社員のモチベーションアップになり、そのことで自律した強い組織へ貢献していきます。



  • 目に見えるマネジメントの確立


    これまでの営業は、個人の経験やノウハウをもとに活動が行われてきました。そうした伝統的スタイルは、「職人芸(アート)型営業」とでもいうべきものであります。 勘・経験・根性の世界であり、「気合い」と「フットワーク」と「押し込み販売」の活動でもあります。
    また、職人芸の極みとして後々まで語り継がれる伝説的な営業パーソンがどの企業にも存在していました。

    だが、そうした職人の活動の中身は、閉ざされたブラックボックスでありました。 個人の活動実態がわからない以上、マネジメントも必然的に曖昧なものになり、目標値の指示と結果管理に終始するだけになります。

    会議も売上金額と販売数量の報告をし、あとはマネジャーが「必ずお客様から注文をもらってこい」と気合いを入れる場でしかなかったのです。

    営業はアートかサイエンスかという議論において、今までその答えはアートとされてきました。その理由は、営業活動の内容が見えなかったためです。

    しかし、営業プロセスを分析して標準化すれば、そのプロセスも見えてきます。 営業をもっと科学的にすることは可能なのです。


業プロセ営ス分析

  • 営業プロセス分析がマネジメントを通じて営業活動の効率へ


    営業プロセス分析でブラックボックスを見えるようにします。

    営業プロセス(工程)を単位(ステップ)に区分します。

    各ステップごとの平均スピードや、歩留まり(ステップアップ率)、ステップ通過期間、ステップ通過頻度がわかり、営業 プロセスのボトルネックを発見できます。




    営業戦略

        

   ブラックボックス

       

    営業成果  
    ターゲットの特定

  戦略シナリオ準備

  コンタクト

  情報収集

  戦略シナリオ設計

  シナリオに沿って訴求活動

  提案

  応酬、根まわし

  クロージング

  受注

  • 営業活動のブラックボックス(見えない部分)を、プロセスに分け て、マネジメントできるように分解して作っていきます。 プロセスの中身の項目をチェックリスト化することで、営業マンが自分の活動を振り返 るためのセルフチェック項目を設定することができます。

  • 現役時代に活躍した有名選手が引退して、監督になって指揮しても、チームの成績は期待するほどうまくいかないことがよくあります。
    これは、スキー教室などで、先生がこのように滑るのです見本をみせて 生徒に同じように滑ってくださいと言われて、滑ってもおもうように上達しないことと よく似ています。
    このときは右側の足に体重をかける、そのあと、体が回りだしたら、左足を引き寄せるなど上手にすべる過程を分解し説明しながら、行動に移せばいいが・・・
    どうしても、先生は自然に体で覚えているためか、ポイントの箇所をうまく生徒に伝えられていない。

  • 営業プロセスは優秀なマネージャーの頭の中にある


    部下が営業成果を上げられないポイントを見つけるには、マネジャー自身がこれまでの 営業マンとして行ってきた活動を振り返り、その活動内容をプロセスに整理することが有効です。

    自分自身の活動を、一般営業マンに理解できるよう「プロセスとして書き出してみる」 ことで、営業経験の棚卸ができ、業務として整理することができます。 書くことを面倒に感じる人もいるかもしれませんが、書き出すことで自分自身の頭が整理されます。


  • チェックリストを活用したマネジメントが効果ある営業活動へ


    営業業務で見える部分は、わずかなものです。ましてや営業マンは上司には、苦手な部分は見せた くないという意識が働くので、なおさら見えなくなってしまいます。

    そうした見えなかっ たさまざまな症状が、チェックリストをつくることで発見できます。

    見えにくい症状を 発見する道具としては、非常に有効なツールなのです。 チェックリストは、自分たちで作成できます。 「こんなものをつくると管理業務が増える」と思う人もいるかもしれませんが、実は逆です。

    確かに、作成時は多少苦労しますが、いったんつくり上げてしまうと、日常的に見る べき項目や、個々の指導すべき項目が絞り込まれていくため、これまで以上にマネジメン トが楽になります。

  • チェックリストの記入で次の商談が見えてくる


    チェックリストを作成したら、実際にそのシートを活用しながら、部下の マネジメントを行っていきます。 営業マンがチェックシートを記入上で、考慮すべきことは どんなに優秀な営業マンであってもチェック項目のすべてを完壁にできる人はまずいないということです。

    上司は、すべての営業マンに対して、できていない項目をすべてモレなく記入することを厳しく強要する必要ありません。 たしかにチェック項目それぞれは、営業を進めていく上で重要であり、一つでも多くの 項目をクリアしているにこしたことはありません。
    しかし、そもそもこのチェックリストの目的は、シートに設けられた項目すべてを一人の営業 マンにやらせきることだけにあるわけではないのです。

    このチェックリストのもう一つ大きな目的は、これまで上司がなかなか詳 細を把握できなかった、営業マンが日々行っている営業活動の内容、営業活動プロセス、 そして実際の営業活動の進捗状況をリアルタイムに近い形で把握することにあります。




  • マネージャーは部下へチェックリストの内容で具体的な指導、相談


    チェックリストにあげられている項目は、自社の営業成果を上げるために確実に行 わなければならない営業活動です。
    したがって、これを日々、上司がチェックする ことで、客観的に部下が決められた営業活動を行っているか、いないかがチェックできま す。 そのチェックリストの記入状況を見て、定期的に部下のヒアリングを行い、できてい ないことを部下と

    部下も、これまでの営業日報や単なる口頭での報告とは異なり、毎回、確実にやるべき 活動の進捗状況をヒアリングされるわけですから、ごまかしてその場を取り繕うことはで ません。

    上司の意見から部下はできていないチェック項目に関して、アクション計画を決めていきます。 たとえば、なかなか進展がない営業先に対して、「いつまでに」「誰に」「何の目的で」「ど のような手段で」営業活動を行っていくのかを決めていくのもよいでしょう。

    また、これ以上、営業活動を行っても成果が望めない営業先に関しては、撤退を指示す ることも重要です。限られた時間、限られた営業マンをより有効に活用していくこともマ ネジメントに求められる重要な要素です。

    こういったマネジメントを行うことで、部下は具体的な行動を起すことができるようになります。 そうして・部下がやるべき営業の活動量が増えれば増えるほど、確実に営業成果を向上 させることができるようになるのです。


  • 営業活動の問題を明確して解決へ

    営業成果に大きな影響を及ぼす要因は、各社それぞれで一括りにはできません。業種、 業態、取扱い製品、顧客層、企業規模、業界におけるポジションなどによって異なります。

    自社の「営業成果を押し上げる要因」を、チェックリストの徹底的な活用 から見つけていくことも重要です。そのためには、「自社の営業成果に一番影響する要因 は何か」をつねに意識して活用していくことです。 もちろん、チェック項目から営業成果に直接影響する要因が把握できたら、そのチェッ ク項目については徹底的にモレなく部下にやらせきるように指導していかなければなりません。

    また、全営業マンはスーパマンではありません。営業マンは得意、不得意な分野があります。 担当の営業マンがその要因を解決できないときは組織的な営業で問題解決を行う必要があります。 そうすることで、効率的に営業の成果を上げていくことが可能となっていくのです。




  • マネージャーに求められるコミュニケーション・スキル


    スポーツを例にとると、日本ではまだ現役時代の実績とコーチとしての能力がイコールだと信じられています。しかし、それらは必ずしも一致しません。たとえば、元オリックスの仰木監督、昔の阪急、近鉄の西本監督などは現役時代には名選手として名前を残していませんが、監督、コーチとしては非常に有能でした。

    こうしてみると、コーチに求められるのは、何をどれだけしてきたかという実績ではなく、相手の力を引き出す能力であることが理解できます。
    仕事のできるビジネスマンについても同じことが言えます。仕事ができることと部下の育成や教育とは別の問題なのです。彼らの多くは、自分が成功したのだから部下も同じようにやればうまくいくと信じ込んでいるようです。

    しかし実際には、人はそれぞれ異なり、成功するための方法もまた各人に応じて異なるものなのです。
    コーチングとは、会話を重ねることを通して、相手に、目標達成に必要なスキルや知識を備えさせ、目標に向けての行動を促していくプロセスです。

    部下がうまくいかない時は、彼らのやる気や人間性に問題があるのではありません。自分の能力に気がついていない、適性がない、知識が不十分、技術が足りない、または、意欲を高める方法を知らないからです。 マネージャーが優秀なコーチであれば、コーチング・スキルを使って、部下が、成功失敗にかかわらずさまざまな経験を自らのリソース(資源)として使えるようにしていけます。

    部下が持っている素質や才能を見つけ出し、その活用方法について話し合ったり、同時に、技術や知識を得るためにどんなことができるかについて話し合うこともできるでしょう。「指示」ではなく、会話の質と量によって彼らの自発的な行動を促すことができるのです。

    このようにコーチングとは戦略的なコミュニケーション・スキルのひとつであり、コーチとは、会話を広げ、会話を促進する、コミュニケーション・ファシリテーター(*1)であるといえます。

    (*1)ファシリテーター:参加者の心の動きや状況を見ながら、プログラムを進行して行く人のことをファシリテーター(促進者)と呼びます。ファシリテーターによって、参加者の本来的な学びが促進され、体験したことを次のステップへと、行動をしやすくなります。




  • 初回コンタクト


    営業はお客様を相手にする知的格闘技と言えます。そのため初回のコンタクトが重要となります。 お客様がどのような行動をしてくるかを予想して対応策を用意しておかなければ、お客様に話し合いの主導権を握られてしまいます。すると、最悪の場合そこで商談打ち切りとなります。
    お客様の担当者(購入責任者)としては、営業マンに会うことは会社としての費用の投入であるから、その投資効率が気になるはずです。

    そのため、担当者はできるだけ短時間で営業マン、商品のを評価したいということになります。 また、評価した結果がダメであれば、時間のムダになり、できたら営業マンからいい情報を得たいと思っているはずです。
    担当者の行動がこのように予想できれば、営業の作戦も自ずと見えてきます。まず、短時間で対応できるように事前に万全の準備をしておくことです。

    初回のコンタクトでの受け答えがもたもたするとそれだけで低い評価をされます。 短時間でよい評価を得るため用意できる武器が二つあります。 一つは商品アピールです。商品アピールは1分以内でメリットを説明できるので、初回のコンタクトにおける責任者の気持ちにはぴったりと合っています。

    もう一つは、会社の強みのアピールです.それは商品アピール同様に、会社の強みを手短に説明します。
    会社の強みがわかれば、残念ながら商品は今回の条件を満たさないが、この会社は付き合うに足る能力を持っている、という判断を責任者がくだします。

    つまり、購入責任者にとって商談のメリットはゼロにはならないのです。このような対応によって、継続した価値ある情報を提供していけば、近い将来に提案、販売機会が与えられる可能性が期待できます。


 戦略シナリオ準備のプロセス分析
   対象企業のホームページを確認したか
   会社概要と会社の特徴、理念、方針を確認したか
   Google Mapnなどで会社場所を確認したか
   組織図は確認したか
   ターゲットとなる部署は把握したか
   お客様に提示できるメリットを調査したか
   お客様の窓口部署、担当者は判明しているか
   お客様に効果ある事項、資料を調査したか
   競合企業はどこか


 戦略シナリオ設計のプロセス分析
   仮説を検討して戦略シナリオを設計したか
   お客様へ訪問して、商談から戦略シナリオが正しいことを検証されたか
   お客様のニーズを把握できたか
   お顧客へ効果ある提案ができるか
   効果ある提案を、担当者、利用者、経営者など複数の視点から検討したか


TOPへ。