株式会社大野社の概要
所在地 神戸市北区山田町小部惣六畑山5-3
創 業 明治40年7月
代表取締役 大野和夫
資本金 3000万円
営業所 東京・大阪・神戸・九州
工 場 有馬・九州
従業員数 100人
明治40年7月神戸湊川町にて創業、その後海軍省の指定工場となる。昭和25年大阪営業所を設置する。
その後、東京営業所を設置する。 昭和41年 佐世保工場を新設する。昭和63年有馬工場にロボットシステムを導入する。
平成12年 有馬工場 ISO9001認証を取得して、管理体制の充実と新製品の開発に力をそそいでいる。
事業内容:技術革新にともなうニーズの拡大で、OR製品(大野社オリジナル製品)の製造と素材ノウハウを生かした エンジニアリングプラスチック ・ゴム・ 金属 や新素材製品 、及びそれらの複合製品 なども生産し、幅広い産業分野をサポートしている。
以下は、当システムの採用をご担当された宮崎取締役・経理部長にお聞きした
内容です。
なぜ本社集中処理を行う決断をしたのですか。
・営業所で受注入力したデータを工場へ夕方バッチ伝送していた。そのため、受注、売上、工場の製造完了などの情報共有にタイムラグが発生し、売上、在庫、生産指示がうまくいかなくなっていた。そのとき、メタフレームを利用した本社集中システムの提案があり、問題の解決ができることが判った。また、開発費用は大手のベンダーより安いことも魅力であった。
導入後の成果はいかがですか。
・営業所の受注、売上が即時に本部のデータベースに累積できるようになり、そのため、本部ではおよその粗利益が早い段階で把握できるようになった。
・営業所で作成している請求書は本部でも作成できるようになり、営業所の担当者が請求書の発行日に、たとえ留守をしていても本部で対応ができることで事務管理が楽になった。
・社長が使用するパソコンで全社の受注、売上、工場での受注、出荷が刻々と把握できるため、経営の支援として大いに役立っている。
・営業所別の日別受注額、受注件数の合計の表示と、担当者ごとの予算との比較が可能となり、その差異を分析するときには、担当者の受注欄をクリックすると受注の明細一覧が表示されて対策と指示がしやすくなった。
・営業所で受注入力するとき、該当の得意先の過去の売上商品履歴を表示して、
そこから参照入力できることで、商品マスターを参照しての入力より大幅に時間の短縮になっている。ただし、商品マスター参照入力も必要なときは利用する。
・以前、営業所と本部とのデータ送信は営業所から本部に電話をかけて、通信のプログラムを起動してデータを受け取り、そのデータで本部側の受注累積データを更新して、はじめて受注の結果が判る仕組みになっていた。新システムでは営業所で受注入力すると、即時に本部でも受注の結果が判るので生産、営業対策が立てやすくなった。
・ 在庫については営業所から他営業所のデータも参照できるので、在庫活用・在庫調整がやりやすくなった。
今後、システムの拡張で予定していることがありますか。
・営業所で受注した商品の出荷できる日をお客様に正確に知らせるため、工場での生産工程をシステム化して、製品の進捗状況が営業所でもパソコンから、瞬時に検索できるようにしたい。